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猫を飼っているあなたへ。腎臓病との闘いかた

猫を飼っているあなたへ
ナミネ
ナミネ
こんにちは、ナミネです

 

2018年8月6日午前2時40分。

私の娘猫マロンが亡くなりました。

15歳でした。
なかなか長生きしたんじゃないかな?とは思っていますが、それでも昔から我が家でともに生活をしていたので失った重みはすさまじいものです。

きっと、猫を愛する飼い主さんは皆私と同じ気持ちになります。

多くの猫がかかるといわれている「腎臓病」。
この病気は、歳をとればとるほど腎臓に負担がかかり、かかる確立が増していく病気です。

だからこそ、猫と暮らしているあなたに必ず読んで欲しい。

また、猫を家に迎え入れようと考えているあなたにも、将来ほとんどの確立でかかってしまうこの腎臓病という病気を知っていってほしいです。
私の娘猫マロンをとおして、あなたの猫とのこれからの向き合い方、病気との接し方を考えていただけたら幸いです。

腎臓病とは

マロンがかかってしまった腎臓病。正確には「慢性腎臓病」といいます。
腎不全ともいわれていますね。

腎臓病にはそもそも2種類ありますが、マロンにかかってしまった慢性腎臓病のみの闘い方を説明していきます。

猫の腎臓のはたらきについて

猫の腎臓病にかかわる腎臓というのは、猫にとっても大切な身体の一部です。

血液中に老廃物が溜まっていくと、生命活動に支障をきたしてしまいます。
その結果、さまざまな病気にかかりやすくなってしまうのです。

しかし腎臓は血液中に溜まった老廃物を体内から排泄し、血液を綺麗な状態にしてくれる働きがあります。
血液は腎臓でろ過され、有用な成分や必要なミネラルを体内に、老廃物は尿として体外へ排泄されます。

さらに老廃物を取り除くと共に、体内のミネラルや水分を調節する役割をもっています。
腎臓病というのは、猫の身体の一部である「腎臓」機能の低下が原因で起こる病気のことです。
腎臓の機能が50%以上失われた状態…。それがこの腎臓病なのです。

猫の腎臓病の原因は?

猫は他の動物よりも、この腎臓病にかかる確率が極めて高いといわれています。
しかし、なぜ猫が他の動物よりも腎臓病にかかりやすいのか?
その原因はいまだに分かっていません。

諸説ありますが一説によると、もともと猫が砂漠暮らしだったことが挙げられます。
少ない水分だけで生活するために、腎臓をフル活動させるから腎臓への負担が膨大なんだそうです。

私たち人間だと、塩分過多や糖尿病など、なんらかの原因で腎臓病を患うということは分かります。
しかし、猫はそう簡単ではありません。

どんなに規則正しい食生活を送っても、どんなに私たちが猫のために以前から身体にいいご飯を与えていても。

慢性腎臓病に絶対にかからない!とは言い切れないのです。

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慢性腎臓病の症状

慢性腎臓病の症状はいったいどんなものなのでしょう。

腎臓が悪くなって起こる病気。水分バランスがおかしくなってしまい、水を大量に飲むようになる。
あるいは排泄の回数が増えたり、おしっこの量がものすごく増えます。

マロンはこの腎臓病の症状すべてが当てはまりました。

1年前の夏。水を頻繁に飲んでいました。
一回で飲む量も結構多く、今までは10口程度だったのに20口以上は口にしていたと思います。

このときは、夏バテかな?と思いました。
私たちも暑くてたくさん水を飲むように、猫も夏バテで水を飲んでいるんだな~程度にしか考えていませんでした。

トイレもよく行くようになりました。それも1回ですごい量を出すんです。

家族で笑いながら、「あんなにいっぱい飲んでたら仕方ないよね」と話していたのを今でも覚えています。
マロン自身も、辛そうではなくケロッとした顔でいつも擦り寄ってきていたので油断していたんです。

そして腎臓病には、深刻度によってステージがあります。
軽度から、最悪の結果まで紹介していきます。

ステージ1 見ても分からない程度

ステージ1といわれるところでは、まったくといっていいほど見ても分かりません。
しかし、この時点でもう腎臓の機能は半分停止しているということは忘れないでください。

この段階で気がつくためには、本当に定期健診を怠らず行ってください。
猫が歳をとればとるほど行かなければいけません。

ステージ2 おしっこが大量に出る・おしっこが黄色

この時点で、トイレのおしっこ量、飲み水の量に変化がみられます。
1年前、マロンはすでにステージ2だったということです。

さらに、この出したあとのおしっこの色もしっかり確認してください。

まっ黄色なんです。

みたらすぐに分かります。
異常なくらいのおしっこの量に、今までに無いほど黄色いおしっこです。

ごめんなさい、写真を準備したらよかったのですが、この頃は本当にただの水の飲みすぎだと思っていたので写真に収めていなかったんです。

この黄色レベルで黄色いです。
たとえもともとのトイレの砂に色があっても絶対に気がつきます。

これを読んで、あれ?ともしあなたが思ったのなら、今日か明日にでも病院に連れて行ってあげてください。
なにごともなければ、健康ならそれで大丈夫なんですから。

ステージ3 激しい嘔吐、食欲不振

この段階になったら、もう最期が近いと思ってください。
ご飯もろくに食べないのに頻繁に吐くようになります。ほとんどが胃液。

このレベルになって初めて、猫が苦しいという感情を表に出し始めます。
でも、それでは手遅れだということを頭に叩き込んでください。

食欲不振にも大抵の猫がなりえます。
マロンは最期の瞬間までご飯を食べましたが、もう気持ち悪すぎて普通はご飯を食べられません。

食べるのが好きな猫なら本当に気をつけてください。

「ご飯を食べられるから、うちの子は大丈夫」

そんなことは絶対にありえません。断言します。

ステージ4 尿毒症になる

尿毒症…聞いたことありますか?

尿毒症とは、腎臓の機能がもう完全に停止したときに起こります。
つまり、毒素を身体から排泄することが一切できなくなります。

もう立つことも歩くこともできません。
そして、身体の痙攣がはじまります。

この痙攣は、あなたが考えているよりはるかに辛いものです。
ピクピク程度じゃありません。

身体がのたうち回り、猫自身も動きを制御できなくなってしまいます。

そして…そのあと。

脳死します。
身体だけがその場で動きます。意識はありません。
このときがもう、最期です。

せめてもの救いなのが、

このステージ4になったとき、猫自身にはまったく痛みも苦痛もないこと

頭のなかで、やっと苦しみから逃れられたとき。
私たちにとって最期のときを迎えるんです。

慢性腎臓病の治療法

この病気に確実に治る!という治療法はありません。

本当につらいことですが、もう一度書きます。

この病気は、一度かかれば治ることはありません。

だからこそ、マロンのような症状を少しでも思い当たったら即病院に連れて行ってください。

猫は辛いという感情を隠すことがとても得意な動物です。
だからこそ、飼い主が見抜けないということはよくあります。

愛する猫を全然見ていなかった、ということではありません。
気がついたら、どうか連れて行ってあげてください。

マロンは連れて行くのが遅かったです。
1年前のあの日、もしも異変に気がついて行っていたら。
もしかしたらまだ生きられたかもしれません。

あなたの猫は、そんなことになってほしくありません。

治りもしないのに、なぜ病院を勧めるのか?
と思っているでしょう。
たしかに完治することはありません。

ですが、症状の進行を遅らせることはできます。

食事で腎臓病を遅らせる。

腎臓病の治療の中で、もっとも効果が期待できるといわれているものが食事療法

人間も猫も、食事から得るもので身体をつくっていきます。
通常の食事から腎臓病の食事に変えて寿命が2倍以上伸びたというケースも少なくありません。

私のマロンも、腎臓病だといわれたときには既にステージ3でした。
激しく吐くほどはまだいっていませんでしたが、頻繁に食べてもいないのに吐くようになりました。

しかし、マロンには幸い食欲があったのですぐに腎臓病のご飯に変えたんです。
すぐに効果は出ないかもしれないけど…と。

結果としては、大成功でした。
吐きはするけど、頻繁に食べるくらいにはなりました。
腎臓病なんて嘘なんじゃない?
というほど歩き回るようにもなりました。

腎臓機能は回復することはありませんが、ご飯を食べる子・まだステージ2の子なら十分に延命することができます。
それをマロンが証明しました。

もう1匹、マロンの妹ぽちゃこも軽度の腎臓病なのですが、一緒に食べるようになってからというもの、リバウンドするくらいには元気に生きています(笑)

腎臓が機能していないということは、食べるもの、口に入れるものには本当に気を遣わなくてはなりません。
腎臓病用の安いカリカリではうちのマロンにはまったく効果がありませんでした。
それくらい気を遣ってあげなければなりません。

病院食でもいいのですが、猫はグルメなのでおいしく食べられる腎臓病のカリカリを食べさせてあげてください。(現在オススメのカリカリ紹介記事準備中です。)

動物病院での治療

もちろんですが、動物病院でも治療することが可能です。
ただしコストがとてもかかるので、通常のご家庭でされている人は少ないと獣医さんに教えてもらいました…。

血管透析

血管透析は、猫の頸静脈から血液を取り出し、人口腎臓に送って毒素や水分を除去して綺麗になった血液を体内に戻す方法です。

正直これは費用も高く、人見知り・病院嫌いの猫自体に大きな負担がかかるためあまり私はオススメしません。

さらに、この治療法は設備が整っている動物病院が少ないので、どうしてもという場合は病院に一度確認をとってから行ってくださいね。

腹膜透析

腹膜透析は一般的な動物病院でも治療が受けられ、血管透析と比べて費用は掛かりません。

しかし、腹部にチューブを刺して透析液を入れて浸透圧で老廃物の排泄を促す為、チューブを入れたまま生活をしなければならず、感染症のリスクがあります。

また、挿入しているチューブを触らないようにエリザベスカラーをしなければならず、猫のストレスの原因にもなります。
透析することを決意したならば、猫ストレス、猫としっかり向き合ってストレスケアもしてあげることが重要です。

猫の腎臓病治療薬

2017年1月に新薬として登場した薬です。
「ラプロス®」という治療薬です。
腎臓病の進行を抑えることができるようですが、マロンには新薬のリスク等を考えて投与することはしませんでした。

マロンは食事療法と、ここで紹介した病院治療以外の点滴や吐き気止めの注射を自宅で投与しました
もちろん点滴も吐き気止めも病院でいただいたものです。

これだけでもだいぶ楽に暮らしてくれました。
動物病院が大嫌いなマロンにとって、かかりつけの獣医さんの申し出には大変感謝しています。

マロンが教えた腎臓病との闘い方

最後に、実際にこの腎臓病と闘ってきたマロンの発覚してから最期に至るまでの体験談を記していこうと思います。
もしこの体験があなたの役に立てるなら、マロンもきっと喜んでくれるから。

腎臓病の始まり

今年の3月ごろに、初めてマロンを病院に「腎臓病」として連れて行きました。

今までも何度も病院には行っていました。
今とは違う病院でした。
検査結果はいつも「異常は特にないけど、定期的に検診しにきてほしい」というものでした。

昨年にも娘猫「テト」が亡くなったので、そのときテトを診てくれた獣医さんの病院へ連れて行ったのです。

「腎臓病かな…、結構進行してるね。食欲はある?」

そう聞かれたのがはじまりでした。
今までの獣医さんは健康だといわれたと伝えたところ、ご飯もしっかり食べることや毛ヅヤがいいこと、しっかりした足取りなことから腎臓病か判断することが難しかったんだろうとのこと。

このときなぜ発覚したのか…それは、マロンが「お漏らし」をしてしまったからです。
初めて来る病院で、初めての先生にびっくりしてしまったんでしょう。
しかし、このおしっこのおかげでマロンの「腎臓病」が発覚しました。

腎臓病の疑いがある猫を病院へ連れて行く際は、おしっこを持っていく・おしっこの色が分かる写真を持っていくことをオススメします。

マロンの腎臓病の発覚症状

マロンはこのときにはすでに

  • 頻繁に吐く
  • 食欲よりは水分を過剰摂取
  • トイレの回数が多い
  • おしっこの量が多い
  • おしっこがまっ黄色

という症状が出ていました。
獣医さんいわく、マロンの身体はもうもって1ヶ月だといわれました。

それから、獣医さんはマロンのために無料で腎臓病のカリカリをくださいました。
食欲はあるからもしかしたら、という希望の光にすがって腎臓病のカリカリをあげました。

マロンの症状が悪化しなくなる

腎臓病にはなんのご飯がいいのか、どんな水を与えたら良いのかを調べにしらべて与えるようにする生活が始まりました。

「腎臓病」と書いてあるカリカリ、腎臓病用のウェットフードも少しお高いものをあげていったところ、マロンが普通にご飯を食べるようになったんです。

病院に連れて行く前は、食欲はあるものの2口食べたらやめて水を飲むような生活でした。
しかし、吐きはするものの、昔のようにガツガツご飯を食べるマロンを見ることができたんです。

治ってきたのかな?つらくなくなったのかな?そう思っていました。

また症状が悪化する

余命だといわれた1ヶ月を越したあたりで、ついに症状は進行します。

  • 毛ヅヤが悪くなる
  • 骨の形が分かるほど痩せる

ご飯は食べるのですが、どんどん痩せていきました。
やっぱりどうしても吐いてしまうから栄養が摂れなかったんだと思います。

もちろん、この間もずっと病院には2週間に1度のペースで行っていました
。おもらしもずっとしていましたが…。

このときはじめて、腎臓病のための「点滴」を打ちます。

点滴に入っていたのは吐き気止めと栄養。
今思えばなのですが、もしかすると進行を抑えるお薬も入れてくれていたのかな?
と思います。

獣医さんには「吐き気止めと、あとは必要な栄養が入ってるから1週間に1度点滴をうちに来て」といわれました。

打ったその日の夜は、もう驚くほど元気でした。
走り回るしご飯もアホみたいに食べて、マロン自身も楽になったという感覚があったんだと思います。

それから週に1回は必ず病院にマロンを連れて行くようになりました。

病院でマロンのストレスが溜まる

1週間に1回も家を出て病院にいき、さらに針を刺されることに相当なストレスを抱えたマロン。
病院ケースに絶対に入らなくなってしまいました。

行っても絶対におもらしをしてしまうし、獣医さんもいつも「すぐだから、ごめんよ」と言いながら点滴を打ってくれていました。

しかし、ストレスは正直、何にも勝る病気になります。
ご飯を食べなくなりました。

最初は悪化したのかと思いましたが、獣医さんはそんなはずないといいます。
そんな生活をまた1ヶ月ほどしていたら。獣医さんが言ったのです。

「自宅で点滴さして、自宅療養にしようか?」と。

もちろん、猫に針を刺すわけです。
点滴なので身体に空気を入れてはいけません。
当たり前ですがやり方なんて知りません。

しかし、獣医さんが針の刺し方と点滴の仕方を教えてくれると言ってくださいました。
この獣医さんにマロンを診てもらえて良かったと本当に心から感謝します。
それほど嬉しい申し出でした。

マロン走り回る

点滴は、私ではなく私の姉がやることになりました。
というのも理由があります。

マロンが家にきてからずっと、マロンは私の姉が大好きだったから。
マロンを連れて来たのは私と私の姉でした。

私はかまいたがりな性格。
姉は放任主義で、マロンがかまって欲しいときだけかまうような性格です。

マロンにとって居心地が良かったのは私の姉でした。
だからこそ点滴や、マロンに針を刺すという行為は、マロンが慕っている姉のほうが向いていると思いました。

結果、大当たりでマロンは姉が注射針を持っていても全力で逃げることは無く、点滴が終わる20分間をただただされるがままでした。

点滴が終わって、姉が「終わったよ」って言うと猛ダッシュで走っていきます。
入れた瞬間とても元気になって、そのままご飯を食べて。

点滴でおなかはたぷんたぷんでしたが、1週間後にはすべて吸収されて、またつらそうなマロンに戻るのです。

マロンの点滴の回数が増える

6月ごろ。
マロンに入れる点滴の吸収がとても早くなり、3日経つと効果が切れるほどには悪くなってきていました。

ここまでで既に余命から3ヶ月経っています。
マロンの点滴をもらいに獣医さんの元へ行くたびに、今のマロンの様子を細かく伝えていたのですが、

「腎臓病でそんなに元気な子はなかなかいないよ。
やっぱり病院じゃなくてお家だからストレスが減るのかな?」

と仰っていました。
大好きな人と一緒にいることが、マロンにとっての生きる理由になっていたんじゃないかな、と今では思います。

そんなマロンも、点滴の回数が増えて、1度に入れる点滴の量も増えていきました。
点滴が切れてくると決まってご飯が食べられなくなりました。
歩くことも辛いようで、その場でじっとしていることが多かったです。

それでも、仕事から帰ってくる姉の帰りをいつも玄関で待っていました。

身体が壊死を始める

点滴だけでは耐えられなくなった身体。
次にマロンの身に起きたのが「壊死」でした。
皮膚が剥がれ落ちていく病気です。

マロンのご飯の食べ方がおかしくなっていることに気がついて姉が病院へ連れて行きました。しっかりおもらしをしたそうです。

獣医さんいわく「身体がもう生命活動をやめようとしているから、身体が壊死して剥がれ落ちようとしている」のだそう。

普通なら、壊死するときは下あごが壊死して剥がれ落ちるそうです。
マロンはここでも普通の猫じゃないことになりました。

上あごが壊死を始めたんです。

獣医さんも非常に稀なケースで、前例はほとんど無いと仰っていました。
それくらい上あごは珍しい。

珍しがっているのもつかの間、逆に言えばもうそれくらい身体に寿命が来ているということでした。

口の違和感でマロンはご飯を食べられなくなりました。
完全に壊死するまでは違和感があるから食欲がなくなるんだそうです。

そして、7月。
マロンの上あごが完全に取れました。

痛々しいですが、本人に感覚は一切ないようです。
ただご飯がとても食べにくくなったことによって、またご飯を食べなくなってしまいました。

私も姉も、もうそろそろ最期かな。
と覚悟はしていたものの、やっぱりそう簡単には受け入れられません。

SNSで、マロンの状態を一言だけ。

「うちの猫の上あごが壊死してしまった」

と書き込んだんです。
誰からも返事は無いだろうと思って。

1時間待たずして、この書き込みに返事が来ていました。
一度も絡んだことがないどころか、フォローもしていなかった人。

「うちの子も下あごを壊死したけど、本人なりに試行錯誤してまたご飯食べられるようになりますから。
大丈夫ですよ、その子の生命力次第ですけど、きっと元気になるから。
飼い主のあなたも元気を出して。」

と、返事をくださいました。
本当に気が滅入っていた私たち飼い主にとって、この言葉は本当に、なによりの励みになりました。
書きながら思い出して涙が出るほどに、本当に感謝しています。

この書き込んでくださった方が言ったとおり、マロンはまたご飯を食べるようになりました。
本当に良かった。この子の命を諦めなくてよかったと思います。

足を引きずって歩き始める

マロンのステージ4は、後ろ足から始まりました。
マロンが亡くなる3日前です。

相変わらずご飯は良く食べました。
そして、なによりも歩くし元気でした。
気がついたきっかけは、家の段差に後ろ足を引っ掛けてよろけてしまったときです。

「歳もあるしなぁ、上手に動かないのかな?」

と思ってふと、考えました。
あれ、もしかして動かなくなってるんじゃないか?と。

予想は見事に的中してしまい、もうほとんど動かないようでした。
それでも一生懸命歩くことをやめなかった。
だから私たちも歩くことをやめさせようとはしませんでした。

驚いたのは、私が部屋でくつろぎながら、姿が確認できる程度遠くにいるマロンに「マロちゃん!」と声をかけたら、鳴きながら走って近寄ってきて

まるで最期のご挨拶のように、私の目の前で座って私を見つめたんです。

いつも通りに撫でることしかできませんでしたが、いつもより、不思議と
「この子はもうすぐ逝っちゃうんだな」
とどこかで理解しました。

それから徐々に、ご飯を食べようとすると痙攣を一瞬するようになりました。
マロン本人もその痙攣にびっくりしてキョロキョロします。

ステージ4の痙攣は、もう自分の意思とは関係なく身体が動いてしまうから、マロン自身もよく分かっていませんでした。
なにがあったの?といわんばかりに私や姉の顔をみるんです。

最期のとき

8月5日の夜22時ごろから、マロンの様子が変でした。
脱水症状が出始めたんです。
そして、尿毒症になりかけていました。

姉がお風呂に入りにいくと、しきりに姉のほうへ行こうと動かない身体をぴくつかせました。
このとき既にマロンは首しか動いていませんでした。
でも、確実に意識はありました。

姉がお風呂に行った30分間、まったく動かない身体を必死に部屋の入り口に向けようとして…。
手伝って部屋の入り口近くまで運んでいましたが、尿毒症の影響で身体が痙攣するたびにおしっこをもらしていました。

もうそろそろだなぁ、とあの時私も姉も確信を持っていたと思います。
姉が出てきた瞬間、出ない声で鳴いていました。
置いていかれると、思ったのでしょうか…。

そのあとは、姉と私で最期のときまでトイレの世話と、マロンは身体が動かなくなるにつれて静かな空間を嫌ったので頻繁に声をかけてあげました。

姉と少し大きめの声で会話したりとマロンが安心できるようにずっとそばにいました。

2時17分に、マロンの痙攣が激しくなりました。
あまりの衝撃と、見ていることがつらくて動画はとれませんでした。
(こういうとき動画撮れる人って本当にすごい…。)

ただ、マロンの様子は酷いものでした。
マロン自体に感覚もつらさもないと獣医に聞いていたのでいくらか救われはしましたが…。

痙攣の度合いは、フローリングの床に身体を最期のときまでぶつけ続け

ガンガンガンガン!!

と激しく打ち付けていました。
すごい音でした。

ひたすら目はずっと姉を見ていました。
本当にひたすら。ずっと。

あまりに見ていられなくて、本当は痙攣中に抱き上げてはいけないのですが(のどを詰まらせるなどのリスクがあるため)抱き上げて移動させました。

座布団を持ってきて、座布団の上に寝かせました…。
結果的にはすぐ移動させたので問題はありませんでした。

この痙攣って、間隔があるとネットで調べたら出てきたのですが、マロンは一切間隔がありませんでした。

撫でてなでて…。姉が、ついに
「おやすみ、マロン」
と呟いたとき、最期のときが来ました。

2時40分。

マロンは自分の意思で息を引き取りました。
言葉を理解する猫とは思っていません。

ただ昔から賢い猫だったので、このときは姉の言葉の意味が分かったのかなと、本当に思いました。
意識がなくなる前に亡くなったのは正直とても安心しました。

youtubeに尿毒症の痙攣の動画があります。
身体が飛び跳ねるほど痙攣しています。
そこまでにならなくて良かった…。

おわりに

腎臓病は予防もできないし、腎臓病になってしまったらもう完治することも回復することもありません。

そのかわり、食事に気を遣ったり健康診断を受けて腎臓病になる確率を下げることはできるはずです。
もしなってしまったら。予備軍だといわれたら。

定期的に病院へいき、食事療法を確実にしてあげてください。
あなたが愛している猫と長く一緒にいられるように、長く生きていられるように。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
あなたとあなたの猫が幸せに暮らしていけますように。

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