あなたはおまじないって好きですか?
女性なら一度はやったことがありますよね。
私は小学生のころに消しゴムに好きな男子の名前を書いて蓋をつけ、誰にもバレずに使い切ることができれば両思いになれるっていうおまじないをやったことがあります。
まぁ、その消しゴムはいつの間にかどこかに行ってしまったんですが…。
そんな女性なら誰でもやったことのあるかわいらしいおまじない、実は漢字があるってご存知でしたか?
しかも、えらく不吉な漢字があるんです。
おまじない…なんと漢字で「呪い」と書くんです。
漢字にした瞬間ぜんぜんかわいくない!!おどろおどろしいですね…。
なんでおまじないの漢字がのろいになるのでしょうか?
今回は、そんなおまじないの漢字の由来を調べてまとめてみました♪
豆知識ですが、お呪いという漢字は漢字検定1級の問題なのだそうです!
覚えておいて損はありませんので、ぜひ由来も一緒に覚えて帰ってくださいね。
おまじないってどういうもの?

さきほども私が小学生の頃やったおまじないを紹介しましたが、実際のおまじないってどういうものなのでしょう?
辞書で調べると、おまじないというのは神秘的な力を持つものの力を借りて、災いを起こしたり逃れようとすることです。
一見私のやった消しゴムのおまじないは、神秘的な力を持つものの力を借りていないように見えますよね。
しかし、日本には神秘的なものに”言霊”というものがあります。
消しゴムに好きな人の名前を書くことによっておまじないが完成するという仕組みです。
おまじないの由来
ではおまじないはなぜ「おまじない」という名称になったのでしょうか?
昔はおまじないという言葉は存在していませんでしたが、かわりに「蠱物(まじもの)」という、人を呪うものとしての言葉が存在していました。
おまじないも呪術としての扱いを受けていたことから、このまじものの「まじ」を使い「まじなう」といわれるようになったんです。
丁寧語にした名詞で「おまじない」と読まれるようになりました。
蠱物という物騒な感じの名称から、ずいぶんかわいらしくなりましたよね(笑)
このおまじないという言葉が生まれる頃にはおそらく「呪術」が廃れていた可能性がありますね。だからこそ、後世に名残を残すため呪ったりしない良いとこ取りをしたおまじないが生まれたのかもしれません。
なぜ漢字で「お呪い」になったの?
おまじないという言葉が生まれたとき一緒に付けられたであろうこのお呪いという漢字。
由来をみて察しのいい方なら気がついたかもしれませんが、紹介します(笑)
この呪いという漢字は呪術の「呪」から付けられています。
災いや病気の類から逃れようという呪術の類であることを示すという役割もあるといわれ、この意味をとっておまじないには漢字で「呪」が入っています。
呪術といえば外国では白魔術や黒魔術などが存在しますよね。
日本はすべてひっくるめて呪術と総称するのでいざ漢字でお呪いと書いたときに、なんだかもやもやした気持ちになるのかもしれません。
まとめ
漢字で書くとちょっと引け目を感じてしまうお呪い。
しかし、今でもおまじないという言葉は一般的になるほど知れ渡っています。
現代では明日晴れるように!というおまじないの意味をこめたてるてる坊主や、大好きな人と両思いになれますように!というおまじないが一般的。
昔の「呪術」のような恐ろしいことに使っている人はあまりいませんよね(笑)
あなたはおまじない、何かしたことありますか?
最近やってないなぁとしみじみしたあなた!
せっかくなのでなにかおまじない、やってみてはいかがでしょうか♪
今回はここまで!
最後まで読んでくれてありがとうございました。